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発病7日目【入院1日目】大学病院に入院

朝のお熱38.6度。
朝一でいつもの総合病院へ行き、昨晩の経緯を話す。
再度、熱が上がったのが心配とのことで採血。
とりあえず検査結果がでるまでの間に耳鼻科に行くように言われる。熱が続くと中耳炎になる可能性が高いとのこと。
幸い耳鼻科では問題は無かった。

小児科に戻って採血の結果を聞く。白血球が多くCRPの値も高めとのこと。
川崎病のことを再度言われるが、条件が全く揃ってないので抗生剤を代えて様子をみようということに。
でも、I先生が「やっぱり念のため心臓のエコーを見ておきましょう」と言う。
「もし本当に川崎病だったら、目の充血も目薬程度じゃ治らないし、熱ももっと高いから違うと思うけど...」と。

息子は、オレンジ色の甘いシロップ、トリクロ(睡眠薬)を3ml飲まされる。
30分ほど眠るまで待つが全く眠れない様子。やっと眠ったのでエコー室へ行く。ベッドに寝かせると起きてしまう。
結局、眠らないのでトリクロを追加することに。また30分ほど待つ。やっと熟睡。エコーで心臓をみてもらう。
よく分からないけど、ときどき技師さんの手が止まりドキドキする。そうこうしているうちに主治医のI先生がエコー室に呼ばれる。異常があるらしい。

川崎病って何??どうせ違うと思っていただけに不安が襲ってきた。小児科に戻る途中「分かったと思うけど...」とI先生。
そして、小児科の診察室に戻ってから詳しい説明。
心臓の冠動脈が拡大しているので、川崎病といわれる。ただし症状が全く揃っていないので不全型。病気について説明を受け、治療方法なども教えてもらう。そして、すぐに入院とのこと。

大学病院を紹介された。発病から7日目。治療を急ぐのですぐにタクシーで行きなさいとのこと。
なんかとても大変なことになってしまい、説明を聞いている間に涙が出てきた。
何も用意もないし、ミルクもおむつも持っていないから一度家に帰りたいというと「そんなのは後から持ってきてもらいなさい」と言われる。
とりいそぎ、ダンナに連絡。家に戻ることも許されず、紹介状を書いてもらい、病院の前からタクシーで新宿の大学病院に向かった。その間、息子は薬のせいか熟睡していた。お熱も下がっていた。

大学病院に到着。あまりの大きな病院に驚く。外来を目指して受付で手続きをして小児科へ。すでに話がついているらしくケアルームで身長、体重等を測って、診察。小児科の主治医は、H先生。
総合病院でのエコー結果を見る限りでは、症状は全く揃っていないけどやはり川崎病だろうとのこと。
右冠動脈4.3mm。
入院申込書にサインして小児科病棟へ。2人部屋へ入院。
すぐにレントゲン→採血→心電図→心エコー。立て続けに検査。息子は大泣き続き。ミルクも飲めず、点滴。
息子の足は点滴の入り口のため固定されてスキー靴をはいているみたい。体には、心電図、呼吸、酸素を測定するモニターがつけられている。

ダンナに会社を早退してもらい必要なものを持ってきてもらう。

入院病棟での主治医はIT先生。4人の先生のチームだけど、みなさんとても若くて不安になるほど。
検査結果は、やはり右冠動脈が拡大(3.8mm)している。
他に冠動脈が拡大する病気は無いのか?と聞いたら無いらしい。全く症状は揃っていないけど不全型の川崎病。
詳しい症状や治療方法をIT先生から説明を受ける。
入院診療計画書を渡される。(印鑑を押して提出)
そしてγグロブリンの投与について説明され「血漿成分・分画製剤使用承諾書」にサインをする。
もちろん、この時は血液製剤ということで不安だった。けれど、治療方法について止めてくださいなんて言えるはずもなく
分からないことや不安なことを言って、納得してサインした。
γグロブリンは1日(24時間)15ml/hで投与していくとのこと。飲み薬は、アスピリン70mg×3回/1日。

19:30頃、大きな注射器のようなγグロブリンを点滴にセットする。さっそく治療が始った。

そして、やっとミルク。一気に200mlも飲んだ。
息子、お疲れ...。

γグロブリン投与中は、頻繁に(3時間ごとくらい)心音と血圧を測る。夜中眠っている間も。

食べたものとオムツを替えるたびに重さを測って記録する。


■採血結果
白血球
リンパ球
好中球
血小板
CRP

□薬  アスピリン70mg×3回/1d
□点滴 γグロブリン 15ml/h
    ソリタT3(ポカリ) 20ml/h

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