川崎病の全国調査が継続困難に
ひさしぶりに川崎病について調べてたら、とんでもない記事が目にとまった。
川崎病の全国調査が継続困難に 厚労省、研究費を不採択
日本の子どもに多発する川崎病について、30年以上続いてきた全国調査の継続が困難になった。厚生労働省が今年度の研究費を不採択としたため。川崎病は死者は激減したものの、患者の発生は00年以降は毎年8000人台でむしろ増えており、原因も不明のまま。患者が心臓病を早期に発病する可能性も懸念されており、研究者らは調査継続の必要を訴えている。
川崎病は、川崎富作医師が62年に発見した乳幼児の急性熱病で、心臓の冠状動脈に異常を起こすことがある。70年から2年ごとに全国の病院に調査表を送って患者の数、病状の推移などを記録。18万人余のデータが集まっている。
調査担当の中村好一・自治医大教授が今年度の研究費を申請したが、小児医療関係の申請件数が募集の4倍ほどあったなかで不採択になった。
調査には送料やデータ入力費など約800万円かかるため、来年の18回調査は行うが、それ以降は困難になる。
日本川崎病研究会運営委員長の原田研介・日本大医学部教授は「実態の把握にぜひ必要な調査。世界的にも貴重なデータになっており、国として続けてほしい」と話す。
(2004/10/19)
とのこと。
現在は、まだ原因が分からなくて気持ち悪い。けれど息子が大人になるころには、原因が分かっているかもしれない、と思っていただけにとてもショックです。
こんなに重要な研究費(たった800万円!)を削らなきゃいけないほど、国はいったに何に無駄遣いしているんだろう。